2017年11月30日

ラズパイのリアルタイムクロック(解決編←たぶん)

 「ラズパイにリアルタイムクロック (2016/09/12)」「ラズパイのリアルタイムクロック (2017/11/22)」の続き。(もう少し区別しやすいタイトルをつけるべきだったな。)

 どうも納得できなかったのは、「リアルタイムクロックなんて、OS の基本的な機能の一つなのに、なんでこんなめんどくさいんだ?」という点だった。いや、もちろんラズパイのハードウェアが RTC を搭載してないのはわかるんですよ。コストも上がるし、電池ってけっこうかさばるし。でも、RTC を外付けにしたら、OS は「あいよっ」って認識してくれて、あとはよろしくやってくれる、と、普通は期待するじゃないですか。今まで見てきた方法が、ぜんぜんそういう感じじゃなかったので、もやもやしていた。

 で、いろいろ探していて、"Adding a Real Time Clock to Raspberry Pi" (Adafruit) という記事を見つけた。これの "Raspbian Jessie (Systemd)" の項が、自分が探していたものじゃないかと。

1. sudo raspi-config で i2c を有効にする。

2. /boot/config.txt の末尾に次の一行を追記。

dtoverlay=i2c-rtc,ds1307

3. fake-hwclock を無効化。

sudo apt-get -y remove fake-hwclock
sudo update-rc.d -f fake-hwclock remove

4. /lib/udev/hwclock-set を編集して、以下の3行をコメントアウト。

#if [ -e /run/systemd/system ] ; then
# exit 0
#fi

5. もし(以前の実験で)ntpd を切っていたなら、改めて有効にする。

sudo chkconfig ntp on

 再起動する。RTC にアクセスできるかどうかチェック。

pi@raspberrypi:~$ sudo hwclock -r
Thu 30 Nov 2017 21:47:19 JST  -0.409684 seconds

 でたらめな日付を RTC に書き込んで、再起動してみる。

pi@raspberrypi:~$ sudo date -s "2017/11/29 00:00:00"
Wed 29 Nov 00:00:00 JST 2017
pi@raspberrypi:~$ sudo hwclock -w
pi@raspberrypi:~$ sudo hwclock -r
Wed 29 Nov 2017 00:00:42 JST  -0.969959 seconds
pi@raspberrypi:~$ sudo reboot
pi@raspberrypi:~$ date
Thu 30 Nov 21:51:10 JST 2017
pi@raspberrypi:~$ sudo hwclock -r
Wed 29 Nov 2017 00:02:44 JST  -0.104352 seconds

 システムクロックは ntpd の働きで正常になったが、RTC はそのまま。自動的に書き込むことはしないようだ。

 このまま、LAN を OFF にして再起動。

pi@raspberrypi:~$ date
Wed 29 Nov 00:05:29 JST 2017
pi@raspberrypi:~$ sudo hwclock -r
Wed 29 Nov 2017 00:05:37 JST  -0.840893 seconds

 RTC の日付が保持されている。

 もう一度、LAN を ON にして再起動。システムクロックが ntpd で NTP サーバに合うのを待って、RTC に手動で書き込んでみる。

pi@raspberrypi:~$ sudo hwclock -r
Wed 29 Nov 2017 00:08:40 JST  -0.915298 seconds
pi@raspberrypi:~$ date
Thu 30 Nov 21:57:20 JST 2017
pi@raspberrypi:~$ sudo hwclock -w
pi@raspberrypi:~$ sudo hwclock -r
Thu 30 Nov 2017 21:57:38 JST  -0.794143 seconds

 期待した動作はしている。あとは、ntpd で同期している時刻を RTC に記録してくれると万全なのだが、どこかにそういう設定がありそうな気がする。探してみよう。

posted by toshinagata at 22:11| 日記

2017年11月29日

macOS High Sierra のトンデモ脆弱性

 「macOS High Sierra に脆弱性 パスワードなしでログイン可能に」(ねとらぼ)。なんじゃそりゃ。どこをどういじったらそんなバグが作れるんだ。

 Yosemite あたりから、MacOS って劣化の一途をたどっているような気がします。今使っているのは El Capitan だけど、Finder とかプレビューとか、基本的なアプリケーションの動作がいろいろ怪しいことがある。日本語変換もすごく質が低い。ことえりの方がずっとマシだった(単漢字変換をしたら、絶対に使わないような漢字や絵文字の候補が延々と表示されるのはなんとかしてほしい)。それで今回のこれでしょ。技術力落ちてるんじゃないですか。

タグ:Mac
posted by toshinagata at 21:20| 日記

2017年11月23日

Cakewalk/SONAR 終了

 多くの DTM'er に親しまれた Cakewalk/SONAR が終了するそうです。なんとまあ。

 よく見ると Gibson Brands の発表だと。またお前かギブソン。Vision をつぶしたのに飽き足らず、Cakewalk までつぶしちゃった。なんか DTM 界隈に対して恨みでもあるんですかね。DTM が盛んになったからギターが売れなくなったとか。んなわけないよな。

 まあ、DAW も複雑化の一途をたどっているから、製品として維持するのにコストばかりかかって、収益性のある事業にするのは難しいんだろうな。他の分野でも、巨大化した商用ソフトウェアの会社は苦労している感じだし。

 Vision が終了した時、オープンソース化してくれないだろうか、という声が一部出ていた。こういう「開発終了ソフトウェア」のソースコードを集めて保管しておくアーカイブみたいなのが作れないものでしょうかね。それ自体は利益を生み出さないかもしれないけど、散逸させてしまうのはもったいないと思うんだけどな。

タグ:DTM
posted by toshinagata at 21:17| 日記

2017年11月22日

ラズパイのリアルタイムクロック

 久しぶりにラズパイネタ。だいぶ前に書いた「ラズパイにリアルタイムクロック」の続きです。いつのまにか、起動時に /etc/rc.local が実行されなくなってしまった。いろいろ試行錯誤したが、結局 .bash_profile から初期化スクリプトを起動することにした。あんまりいい解ではないんだけどね…

.bash_profile:

if (tty | grep '\/dev\/tty' >/dev/null); then
  sudo sh /usr/local/bin/startup-rtc.sh >/home/pi/startup-rtc.log 2>&1 &
fi

/usr/local/bin/startup-rtc.sh:

PATH=/usr/sbin:/sbin:/usr/bin:/bin
echo ds1307 0x68 > /sys/class/i2c-adapter/i2c-1/new_device
sleep 5
ntpdate -v ntp.nict.jp
if [ $? = 0 ]; then
  hwclock -w
else
  hwclock -s
fi

 最初の echo 文で必ず echo: I/O error というエラーが出てしまう。でも、リアルタイムクロックにはちゃんとアクセスできている。うーん、よくわからない。

タグ:Raspberry Pi
posted by toshinagata at 23:25| 日記

2017年11月04日

プロコフィエフのピアノソナタ第6番

 プロコフィエフの「戦争ソナタ」と呼ばれる3曲。8番と7番は頑張れば弾けそうな気がする(といっても、他人に聞かせられるレベルではないが)。けれども、6番はどうやっても弾ける気がしない。例えば下の譜例は第2楽章の36〜38小節だけど、こんなのどうしろというのか。テンポは Allegretto だが、2/2 ですよ。四分音符=180 ぐらいの速さにはなるでしょう。左手無理だよ。

20171104-1.png

 再現部ではさらに細かくなる。ここは跳躍はないけど。

20171104-2.png

 こういうのを「弾いてみる」ために DTM というものがあるんだろう(勝手な決めつけ)。こんな風になりました。

 ちなみに、中間部(Meno mosso のところ)の音の運びは、8番の第1楽章とちょっと似ている気がする。同じ調だからそう感じるだけかもしれないけど。

20171104-3.png
posted by toshinagata at 01:41| 日記

2017年11月03日

「よろこびの歌」(宮下奈都/実業之日本社)

 音楽家を目指していたが挫折した女子高校生と、その周囲のクラスメイト達の群像劇。帯に書いてある「校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が生まれる……」という紹介を見て、「ああ、合唱コンクールに向けてクラスが一つになっていく話ね」と思った人、あんたは甘い。そんな単純な話じゃない。まあ、とはいっても、最後は「クラスが一つになる」んだけどね。

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 千夏ちゃんがいいね。ストーリーを動かしているのはこの子だ。玲の心を溶かしたのも、「16にして余生を生きる」中溝さんが生き方を変えたのも、「まとめ役」をひたすら演じていたひかりが春を追いかける気持ちになったのも、みんな千夏ちゃんがきっかけになっている。続編「終わらない歌」でこの子達の後日談が書かれているそうだから、そちらも読んでみよう。

タグ:読書
posted by toshinagata at 14:48| 日記