2017年03月28日

愛知県で部活週休2日制、ただし教員のみ

 愛知県の教育委員会が、中学校は週2日、高校は週1日、部活休養日を義務づけるとしたのですが…

 なんと、これは「教員の負担を減らすため」なので、教員が交代で休みをとることにして、生徒の休養日は増やさない、んだそうです。なんじゃそりゃ。ネット上のコメントでも、「確かに生徒の将来を考えたらその方がいい」とか「部活至上主義に一石を投じる英断」とか賞賛されてるけど、それウソだからね。

 生徒もすっかりそういう指導者に洗脳されているから、部活動をやる時間をなるべく長くしたい、と自分たちで希望を出したりしちゃうんだよね。親は親で、部活動で活躍して推薦合格を勝ち取ろうとかセコいことを考えているから、部活動の時間を短くしたら抗議が来たりするし。

 日本人の時間当たりの生産性が低いのは、この辺りから始まっている話だと思います。部活動の時間を長くしたところで、その大部分の時間をくっちゃべって過ごしてたりするわけですよ。「部活動オフの日を作るから、活動日には集中してやりなさい」というのが本当の教育的指導というもんでしょ。「教員が交代で休みをとって、生徒の休養日は増やさない」なんて発想が出てくる人は、もうその時点で教育者・指導者として無能なんだと思う。

タグ:社会
Posted at 2017年03月28日 22:15:30
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