1年前に買った「セヴラック・ピアノ作品集」を最近少しずつさらっている。
音使いとしては、シャブリエのそれと少し通じるものがあるかな。下の譜例は「ラングドックにて」の第1曲「祭りの日の畑屋敷に向かって (Vers le Mas en fête)」より。赤で囲った小節、こういう音がよく出てくる。
音楽は完全に描写的。同じく「ラングドックにて」の第3曲は「草原で馬に乗る (A cheval, dans la prairie)」で、こんな風に始まる。
泉に着くとこうなる。6小節目はさっきと同じ和音。
それで、また馬に乗って帰ってきて、最後はご丁寧に馬をうまやにつなぐところ(たぶん)まで描かれている。
押し付けがましくない、素朴で明るい音楽です。あんまり DTM なんかには向いてない。気の向くままに、即興演奏っぽく自由に弾くのが合っている。
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