2018年02月11日

セヴラック「ラングドックにて」

 1年前に買った「セヴラック・ピアノ作品集」を最近少しずつさらっている。

20180211-2.jpg

 音使いとしては、シャブリエのそれと少し通じるものがあるかな。下の譜例は「ラングドックにて」の第1曲「祭りの日の畑屋敷に向かって (Vers le Mas en fête)」より。赤で囲った小節、こういう音がよく出てくる。

20180211-1.png

 音楽は完全に描写的。同じく「ラングドックにて」の第3曲は「草原で馬に乗る (A cheval, dans la prairie)」で、こんな風に始まる。

20180211-3.png

 泉に着くとこうなる。6小節目はさっきと同じ和音。

20180211-4.png

 それで、また馬に乗って帰ってきて、最後はご丁寧に馬をうまやにつなぐところ(たぶん)まで描かれている。

20180211-5.png

 押し付けがましくない、素朴で明るい音楽です。あんまり DTM なんかには向いてない。気の向くままに、即興演奏っぽく自由に弾くのが合っている。

タグ:音楽
Posted at 2018年02月11日 00:19:29
email.png