2018年05月28日

「『育つ土』を作る家庭菜園の科学」(木嶋利男著/講談社ブルーバックス)

 先日の「生ごみ先生」の本に続いて、土作りの勉強。今度はブルーバックスなので、科学書としての性格が強い。もちろん学術書ではなくて、一般向けの本ではあるけど。

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 一部、専門用語が説明なしに使われているところがあるけど、全体としてはわかりやすく解説されている。特に、最初の方の「土の物理性」「土の化学性」の解説は、土に関する理解を深めるのに役立った。一般的な園芸の本を見ると、「団粒構造がいい」という話や、粘土と砂の違いぐらいは大抵書いてある。けれども、そこより先には踏み込まないので、結局「どういう風に土を作っていけばいいのか」がわからない。本書では、粘土にもいろいろな種類があることや、団粒構造が形成されるメカニズムなどについても触れられているので、「何をすればどうなるのか」がある程度イメージできるようになる。(といっても、あくまでもイメージである。正確に理解するには農学の勉強をしないといけないし、実験で確かめる必要もある。)

 うちの庭は、少し掘り返すと粘土層が出てくる。そのまま粘土細工が作れそうな、ねっとりした土である。調べてみると、名古屋近辺の粘土はカオリナイト系が多いらしい。カオリナイトは陽イオン交換容量が小さく、栄養分を保持する力が弱い。いくら有機物をすき込んでも「ふかふかな土」にならずに、雨が降ると固まってしまうのは、この特性によるものなのかな。

 とりあえず実験として、コンポストの内容物の改良をやってみようと思う。コンポストの中身は生ゴミ(ほぼ野菜くず)と土で、土は大部分が庭土、一部は古い培養土が入っている。まずは、山砂を入れて混ぜてみた。根気よく切り返していけば、砂と粘土がうまく混ざり合ってくれないかな、と思っている。ここに、保持力を期待してバーミキュライトを入れて、どう変化するかを観察していきたい。

タグ:読書 園芸
posted by toshinagata at 00:41| 日記
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