2018年04月14日

DAVdroid と Radicale でまたハマる

 だいぶ前に「DAVDroid と Radicale でハマる」というのを書いた。しばらく問題なく動いていたのだが、最近また同期がうまくいかなくなった。気がついてみると、Radicale のバージョンがずいぶん古い (0.8)。なるべく新しいバージョンにしておかないと、いろいろとまずいかもしれないな、と思って、バージョン 2 まで一気に上げてみた。

 インストールには Python3 が必要。Mac 用の Python3.6 をインストールする(3.5 だと、PyPI へのアクセスがうまくいかない)。その後、radicale, passlib, bcrypt をインストールする。

$ python3 -m pip install --upgrade radicale  #  Radicale 本体
$ python3 -m pip install --upgrade passlib bcrypt  #  ユーザー認証用の bcrypt

 適当な場所 (/path/to/radicale とする) に Radicale 用のディレクトリを作る。設定ファイル config を下の内容で作成。

[auth]
type = htpasswd
htpasswd_filename = /path/to/radicale/users
htpasswd_encryption = bcrypt

[server]
hosts = 0.0.0.0:5232

[storage]
filesystem_folder = /path/to/radicale/collections

[logging]
config = /path/to/radicale/log_config

 パスワード認証用のファイルは以下のように作成。

$ htpasswd -B -c /path/to/radicale/users nagata
New password: 
Re-type new password: 
Adding password for user nagata

 ログ用の設定ファイル log_config は次の通り。

[loggers]
keys = root

[handlers]
keys = file

[formatters]
keys = full

[logger_root]
# Change this to DEBUG or INFO for higher verbosity.
level = INFO
handlers = file

[handler_file]
class = FileHandler
# Specify the output file here.
args = ('/path/to/radicale/log',)
formatter = full

[formatter_full]
format = %(asctime)s - [%(thread)x] %(levelname)s: %(message)s

 これで、下のように実行する。

$ python3 -m radicale --config=/path/to/radicale/config

 ここからがちょっとハマったところ。ブラウザで http://localhost:5232 にアクセスすると、Web ベースでカレンダーなどを作成できるのだが、これだと http://localhost:5232/nagata/8fc95c36-808b-d5ec-3b1f-13137ba93dc9/ みたいなランダムな文字列になってしまって、取り扱いが非常に面倒臭い。「RadicaleでCalDAV/CardDAVサーバーを構築する」という記事を参考にして、次のように設定。(あとで、公式ドキュメントにも書かれているのを発見した。)


$ cd /path/to/collections/collection-root
$ mkdir -p nagata/calendar
$ nano nagata/calendar/.Radicale.props
{"tag": "VCALENDAR"}
$ mkdir -p nagata/address
$ nano nagata/address/.Radicale.props
{"tag": "VADDRESSBOOK"}

 ブラウザで http://localhost:5232 にアクセスすると、こんな風になる。コレクション名が /nagata/address なのは不便なので、"Edit" で編集する。

20180414-1.png

 これが編集画面。「連絡先」と名付けた。

20180414-2.png

 こんな風になる。/nagata/calendar の方も同様に名前をつければよい。

20180414-3.png

 DAVdroid で同期するには、まずアカウントを作成する。DAVdroid のアカウント一覧画面で「+」を押すと、下の画面になるので、URL, ユーザー名、パスワードを入力。URL は ...:5232/まででよく、nagata/calendar などの部分は自動的に認識される。

20180414-4.png

 うまくいくと、この画面になる。実はここでハマった。別の URL で同じユーザー名があると、エラーになる。エラーメッセージがわかりにくいので注意。

20180414-5.png

 こんな風に、新しく作ったアカウント(一番下)が表示される。

20180414-6.png

 アカウントをタップすると、この画面になる。左のチェックボックスをオンにして、右上の同期アイコンをタップすると、Radicale と同期してくれる。

20180414-7.png

 これで、「カレンダー」「連絡先」とも、Radicale のコレクションを認識してくれる。一応これで、Radicale 2 系列も使える目処が立った。

posted by toshinagata at 01:10| 日記

2018年04月09日

シマトネリコ・ナツミカンの剪定

 シマトネリコを剪定しました。「シマトネリコの剪定の仕方や時期」(HORTI) によれば、3〜4月、6〜7月、9〜10月が適期らしい。「剪定後に他の部分から枝が生えてくることを見越して剪定する」というのが、最近やっとわかってきた。

20180409-1.jpg

 古くなった太い枝を切り詰めて全体をコンパクトにまとめたいのだが、なかなか難しい。今回は下の A のところで切った。A とほぼ同じところから出ている太い枝がまだ何本かあるのだが、それらを全部切ってしまうと、B のところに全く葉も枝もない幹が残ってしまう。これがどうなるかがよくわからない。この幹からも新しい芽が出てきて、若い枝が育ってくれるんだったら、それでいいんだけど。

20180409-3.jpg

 ナツミカンも少し前に剪定しました。今年の収穫は15個ぐらい。途中で落ちたものも多く、果汁が少なくて出来は悪かった。最後まで木についていた実は、なんとか食べられるレベルにはなった。

20180409-2.jpg

 今年は花芽がかなりたくさんついているのだが、木の中の方についている花芽が多く、実がついてもちゃんと育ってくれるか心配である。もう少し中の方まで日が当たる形にしたいんだけど、まだまだ経験と技術が足りんな。

タグ:園芸
posted by toshinagata at 22:25| 日記

2018年04月08日

NHK「ラジオ英会話」

 ヒメが「基礎英語」を卒業して「ラジオ英会話」に挑戦することにしたので、前に作ったダウンロード用のスクリプトを修正した(capture_nhk.rb)。講座名を english/kaiwa にすればよいだけ。

 今年度の「ラジオ英会話」の講師は大西泰斗氏。講座の基本方針として、「話すための英語文法」を重視する、ということなので、期待している。テキストを見ても、最初がいきなり「5文型をしっかり理解する」ところから始まっている。英語学習はこうこなくちゃいかんでしょ。

 現行の「基礎英語」は投野由紀夫氏の英語教育哲学が強力に反映されているのだが、私はかなり違和感を感じていた。「CAN-DO」と「英文法」を一体化した、という触れ込みだったが、実際には3年間基礎英語を受講しても、体系的な文法知識はほとんどつかなかった。受講の仕方に問題があったのかもしれないけど、少なくともテキストを見る限りでは、文法に関する記述は非常に散漫で、体系的に理解させようとする意図は全く感じられなかった。仕方がないので、安河内哲也氏監修の参考書などで補ってきた。

 その昔、自分が「基礎英語」「続基礎英語」を聞いていたときは、講座を聞くだけで中学レベルの文法知識はほぼマスターできたのに、どうしてこんなに劣化してしまったんでしょうか。ちなみに言うけど、当時の「基礎英語」「続基礎英語」でも、今の「CAN-DO」レベルの会話表現ぐらいはマスターできたと思いますよ。ラジオ講座の構成はもうちょっと考え直して欲しいと思う。

posted by toshinagata at 21:52| 日記

2018年04月05日

wxPython 継続中

 wxPython、ぼちぼち続けてます。こんなん作ってみてます。

20180405-1.png

20180405-2.png

 なかなか難しい。文字や線の末端が1ピクセルでもずれると、違和感のある図になってしまう。特に、文字の扱いが難しい。文字が画面上で占有するサイズは wx.GraphicsContext.GetFullTextExtent() で取得できるのだが、目で見たときのサイズと微妙に違う。これを調整しようと思うと、文字1個1個について微修正が必要になるんじゃないか? ChemDraw とか、どういう処理をしているんだろう。(そこをきちんと処理しているからこそ、商売になっているんだけど。)

posted by toshinagata at 22:40| 日記

2018年04月01日

SqueezeBox の音楽をスマホで聴く

 うちでは、音楽サーバとして QNAP TS-110 を使って、SqueezeBox Touch で音楽を聴いている。買った CD は Mac の iTunes でリッピングして、TS-110 に転送したあと Logitech Media Server で認識させる。ちょっと手間がかかるけど、何しろ SqueezeBox Touch の操作性と音質が抜群に良いので、かれこれ6年ぐらいこのスタイルで音楽を聴いている。

 実は SqueezeBox Touch はとっくの昔に生産中止になっていて、Logitech Media Server も QNAP ではサポート外になっている。QNAP が壊れたらどうするんだ、という問題はある。同じような悩みを抱えている人がいらっしゃった:「Squeezebox Touchを使い続けるために」「ネットワークプレーヤー YAMAHA WXC-50導入 − SqueezeBox Touch の代わりに成り得るのか」(Enjoy Life, Enjoy Hobby さん)。結局、SqueezeBox Touch と同等の価格帯で、これに匹敵する製品はなさそう、というお話。やっぱりそうですよねぇ…

 でまあ、今のところは Logitech Media Server が動いているので、この音楽をなんとかスマホで聴けないものかな、と考えた。調べてみたが、イマイチよくわからない。なんか、音を鳴らすための「プレーヤー」と、曲を選ぶための「コントローラー」を別々にインストールしないといかんみたい。一本にまとまらないのかなあ。

 今回は、プレーヤーは SqueezePlayer (540円)、コントローラーは Squeezer (無料) を使った。

 自宅の無線 LAN に QNAP TS-110 がつながっている状態で、スマホの WiFi をオンにして、Squeezer を立ち上げる。自動的に TS-110 を認識してくれるので、CONNECT で接続する。

20180401-1.png

 SqueezeBox らしい画面が出てくる。左上にプレーヤーのリストがある。このスマホの名前で表示されているプレーヤーを選択する。

20180401-2.png

 アルバム名をタップしたときの動作が選べるのだが、"Browse Songs" にしておくのがいい。"Play" にすると、自動的に1曲目から演奏が始まってしまう。

20180401-3.png

 曲をタップしたときの動作も選べる。"Play" をデフォルトにしておく。これは1曲だけ演奏するもの。本当は "Play from here" がいいのだけど、この動作をデフォルトにすることはできない。曲を長押しするとこのメニューが出るので、ここから選べばよい。ちょっと手間がかかる。

20180401-4.png

 ちょっと使いにくいところもいろいろあるんだけど、まあ我慢できる範囲なので、これで使ってみようと思う。

タグ:音楽 スマホ
posted by toshinagata at 23:26| 日記

2018年03月31日

阪急・阪神電鉄が磁気カード廃止

 「阪急・阪神など4社が「ICOCA」発売へ 磁気プリペイド「レールウェイカード」廃止」(乗りものニュース)。他の2社は能勢電鉄と北大阪急行。うちの実家は能勢電鉄の沿線にあるのだが、以前マナカが使えなくて不便な思いをしたことがあった。この不便さがまた筋が悪くて、能勢電鉄の始発駅である川西能勢口駅の改札はマナカで通れるのに、能勢電の駅で改札を出ようとすると拒否されてしまう。川西能勢口駅の改札は阪急電鉄と共用で、阪急はマナカが使えるのに能勢電は使えないから、こんなややこしいことになっていたわけ。しかも、降りる駅が無人駅なものだから、わざわざ隣の駅に電話をかけて、遠隔操作で改札を開けてもらう羽目になった。

 で、いつから能勢電でマナカが使えるようになるのさ、と思って調べてみると、実は2年前から使えるようになってたじゃん:「能勢電鉄、ICカードの全国相互利用サービスに対応…6月10日から」(2016/6/10 Response)。知らなかったよ。もう一回あんな目に会うのイヤだから、毎回いちいち切符を買っていた。マナカを使っても割引になるわけじゃないので、特に損はしてないけれども。

 磁気カードのサービス終了がここまで遅くなったのは、そもそも磁気カードを私鉄で最初に導入したのが阪急電鉄だった、という事情も関係していたかもしれない。利用者も多かっただろうし、会社側の思い入れもあっただろう。阪急は自動改札機の導入も早かった。子供の頃、阪急をよく利用していたが、「裏の茶色い切符」が導入され、自動改札機が各駅にどんどん導入されていくのを見るのは、なかなかエキサイティングな体験だった。

タグ:社会
posted by toshinagata at 10:25| 日記

2018年03月27日

「ティンパニストかく語りき」(近藤高顯/学研)

 ティンパニ奏者としての視点で、オーケストラの中でのティンパニの役割や、名ティンパニストの愉快な逸話を満載した快著。

(クリックすると Amazon の商品ページに飛びます)

 著者のティンパニとの出会いがまずおもしろい。中学生の時に突然音楽に目覚め、何とか音楽の道に進みたいと思うも、吹奏楽部では空いていた楽器がトロンボーンしかなかった。しかも、金属アレルギーのためトロンボーンも辞めざるを得なくなり、「もう今からやるなら打楽器しかないな」ということで、音楽高校を経て東京藝大の打楽器科をめざす。ここまでのところで、諦めないのがまずすごいですよ。どこかで心が折れてもおかしくないのに。

 で、これだけの愛と勇気を持って打楽器の道に進んできた人に、神様がほほえまないわけがない。著者はいい師に巡り合っていますね。ティンパニストのフォーグラー氏、ホルン奏者の千葉馨氏、指揮者の小澤征爾氏、朝比奈隆氏…特に、マエストロ朝比奈氏との逸話は抱腹絶倒である。マエストロの語録がなんともユーモラス。ブルックナー4番で最後の一撃を出すタイミングがわからず冷や汗をかいたあとの「ヤッタなー!わしの言った通り終わったろ!」とか、ミサ・ソレムニスのフーガがぐちゃぐちゃになったあとの「終わったことはしかたがない…」とか。ともかく、「またいっしょにやろうや!」というマエストロの呼びかけは、ティンパニストに対する絶大の信頼を表してやまない。

 最後の章では、大作曲家がティンパニのために書き残した数々の名フレーズが語られる。専門書でないため譜例が載せられていないのが残念。いくつかここに載せておきましょう。

 ベートーヴェンの「フィデリオ」第2幕冒頭、「神よ、ここは暗い」と歌う場面。ティンパニが A-Es の減5度で調律されている珍しい例としてよく引用される。

20180327-1.png

 リヒャルト・シュトラウスの「ブルレスケ」。いきなり曲の頭に無伴奏のソロ!

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 ホルストの「木星」は有名だけど、楽譜はこんな風になっている。2人がかりで6台のティンパニを駆使して旋律を担当。

20180327-3.png

 同じ曲の途中にはこんな場面も出てくる。3つの三連符は理論上は(2人の奏者が分担すれば)旋律通りに演奏可能だが、さすがにこのテンポでは無理と判断して、こう記譜されているのだろう。

20180327-4.png
タグ:音楽 読書
posted by toshinagata at 19:29| 日記

2018年03月26日

ブログ記事を整理した

 前サイトから移行したブログ記事について、ちゃんとタグがついていなかったりリンクが切れていたりするものが多数あったので、大幅に整理した。

 古い記事にタグを打ったところ、相対的に「音楽」タグの記事の数が多くなった。これは、もちろん昔から音楽ネタをよく書いていたからなんだけど、古い Mac のネタなどにはあえてタグを打たなかったからでもある。また、電子工作やマイコン関連のネタは 2009 年に Arduino を買う前は全くなかったし、当然ラズパイネタも古い記事にはない(うちでの初出は 2012 年)。プログラミングの活動はずっと継続しているが、密度にはかなり濃淡がある。こうやって過去を振り返ってみると、自分がどういうことに関心を持ってきたのかが改めて見えてくる。

 今後はもう少し「読書」ネタを増やしていきたい。やっぱりインプットを増やすことは大事だし、それがネット情報ばかりではよろしくないと思う。あと、音楽を「聞く」ネタももう少し増やしたいところだな。

タグ:ブログ
posted by toshinagata at 23:20| 日記

2018年03月25日

ふちがみとふなと、名古屋ライブ

 「ふちがみとふなと『僕に宛てて』発売記念ライブ」に行ってまいりました。私は基本的に「ボーカルつきの音楽」はあまり聴かないのですが、いくつか顕著な例外があって、「ふちがみとふなと」はその例外の一つ。妻がお二人と親しい(私も一応知っている)、という個人的な事情が大きいのだけれども、もちろん音楽自体も好きです。

 最初に気に入ったアルバムは「博学と無学」だった。山之口貘さんの詩も好きだったものでね。子供たちが小さいころ、このアルバムをよくかけていたのだけど、「くそったれ〜やってみろ〜」と叫ぶところ(「汚い言葉で」)が子供たちに大ウケで、よく口真似をしていた。「あんまり教育的によろしくないかも」と少しハラハラしたけど、かけることをやめはしなかった。あと何だっけ、トラックの運ちゃんがやたらと「やらせてくれ」って言ってくる歌。子供に聞かせる歌じゃないよな、と思いつつも、聞かせておりました。

 今日は、絵本「僕に宛てて」の出版記念ライブということで、おそらく絵のデュフォ恭子さんにゆかりのある人が主なお客さんだったみたい。いつもの(といってもこれが3回目ですが)ライブの客層とは少し違う感じだった。曲目も比較的マイルドな選曲だったみたい。曲紹介のしゃべりが面白くて、ライブならではの楽しみですね。

タグ:音楽
posted by toshinagata at 18:59| 日記

2018年03月24日

「羊と鋼の森」(宮下奈都/文春文庫)

 文庫になったので速攻で購入しました。図書館だと数百人待ち。宮下さんの他の本はほとんど誰も借りてないのに、本屋大賞の威力はすごいねえ。

(クリックすると Amazon の商品ページに飛びます)

 北海道の地方都市を舞台に、不器用な青年がピアノの調律師として成長していく姿を淡々と描く。3人の先輩調律師たちはそれぞれに個性的で、ときどき不穏な緊張感を漂わせている。ときどき刺々しい言葉を投げつける秋野さんが特に気になる。

 いろいろなエピソードの中で、最も「僕」(主人公)らしいというか、宮下さんらしいのは、南さんという青年のくだりだろう。おそらくは引きこもりであろうこの青年が、よみがえったピアノを前に笑顔を見せ、たどたどしく「子犬のワルツ」を弾く。その後、「人にはひとりひとり生きる場所があるように、ピアノにも一台ずつふさわしい場所があるのだと思う。」とモノローグが続く。たぶん「僕」は、華やかなコンサートピアニストの専属調律師などではなく、こういう個人のピアノを心をこめて調律する人になっていくのだろう。

 ふたごの姉妹は瑞々しく、愛らしく描かれる。彼女らもまた、それぞれの厳しい試練を乗り越えていく。「僕」の成長とそれが同期している、かというと、それは少し違う。彼女らは彼女らなりに成長しており、「僕」とはたまに交わる程度の関わりしかない。ただ、最後の場面でパーティー会場のピアノを調律した後、姉の和音が試しに鍵盤を叩いた直後の場面は印象的だ。

そのときのふたごの様子を僕は忘れないだろう。ふたりは、思わず、といった感じで顔を見合わせた。
「いい音」
ふりむいた由仁は目を輝かせていた。

 このあと、板鳥さんの印象深い言葉が出るのだが、その余韻はいつの間にかかき消されてしまう。この含羞が、いかにも宮下さんらしい。

 ちなみに、調律師の友人に言わせると、本書には「技術的な誤り」がいろいろあるそうです。まあまあ、そこは大目に見ようよ。もちろん私はぜんぜん気づきませんでした。

タグ:読書
posted by toshinagata at 01:05| 日記
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