2017年04月08日

日本の「謙虚」海外アピール

 経済産業省の「世界が驚くニッポン!」。こんなのを国の機関が大々的に進めるなんて、何の冗談だと思ってたら、2年も前に虚構新聞で報道済みだったとのこと。

 もちろん、日本の素晴らしいところをアピールするのはいいことだと思うんですよ。でも、やり方を考えないとね。「短時間で手っ取り早く目立とう」というガツガツした戦略とは正反対のところに、日本のいいところがあるんじゃないんですか。じっくり時間をかけて、じわじわ浸透させるような戦略でいかないと、本当の良さは発見してもらえないと思う。

 経産省の担当者が「自分の担当期間の間に目に見える成果を出したい」と焦ってるんじゃないですか。また、目に見える成果がないと金を出さない財務省にも問題があるんでしょう。官僚がスタンドプレイに走ってどうするんだよ。きっちり黒子に徹して、粛々と業務を進めるのがアンタたちの仕事なんだから、勘違いしないでほしい。

 最近クローズアップされている、いわゆる「天下り」の問題って、こういう問題と裏表のような気がする。短期間に結果を出しておかないと、昇進が遅れて、その結果途中で退職するハメになるわけじゃないですか。「天下り」をあまり熱心に叩いていると、途中で退職する人が非常に惨めな思いをすることになるかもしれない。中堅どころの現役官僚の人は、自分がそうなることを避けようとして、スタンドプレイに走って目の前の「成果」を追い求めてしまうことになる。官僚の人たちだって、自分たちの生活を持った生身の人間なんだから、もっと長期的な視点で落ち着いて仕事ができるように、制度改革を進めた方がいいように思う。一方的に叩けばいいってもんじゃない。

posted by toshinagata at 12:09| 日記

2017年04月06日

NHK 基礎英語

 4月から NHK ラジオの「基礎英語」が新シーズン。今年度の講座は、相変わらず「これが言えるようになろう」みたいな中途半端な会話指向は強いのだが、一週間に一度は「文法事項」も学ぶようになっている。そうこなくっちゃ。外国語として学んでいるんだから、文法は必須ですよ。

20170406-1.jpg

NHKゴガク」のウェブサイト。

 うちの子たちの「基礎英語」歴は、上の子が3年、下の子が1年。昔の「基礎英語」と比べて、会話表現が極端に重視されて、ほとんど文法事項を取り扱っていないのが、非常に気になっていた。「基礎英語」がターゲットにしている中学生は、英語を「これから教養を身につけるための手段」として学んでいかないといけないのだから、「会話ができれば OK」みたいな中途半端な学びじゃいけない。少なくとも、NHK の講座がそこを目指してはいけない。そういう意味では、少しまともな方向に動いているのかな、と思う。

タグ:教育
posted by toshinagata at 23:24| 日記

2017年04月04日

宇治市の例の動画

 宇治市の PR 動画。なんだか「再生数がすごい」ことばかり注目されているけど、どうも違和感があった。もちろん、宇治市のイメージとかけ離れている、というのは当然あるんだけど(私は宇治市はしばしば訪れているので、雰囲気はだいたい知っている)、それとは別の違和感があったんです。この記事を読んで、やっと少しわかったような気がした。

 大事なことは、結局この一文に集約されるのかな。

宇治市の今回の動画の目的は、人口減少対策として市の好感度アップということでしたが、外注した動画で移住や定住につながるほど好感度が上がるとは正直思えません。

 ネットで飯を食っている人は、「目立てば勝ち」というような価値観で動きがちだけど、サービスを利用する側としては、あんまりそういうのに振り回されないようにしたいですね。あと、税金の使い道はよく考えて欲しいなと思います。私は別に宇治市には税金払ってませんけど。

タグ:社会
posted by toshinagata at 00:54| 日記

2017年04月01日

「クラシックの真実は大作曲家の『自筆譜』にあり!」(中村洋子/DU BOOKS)

 楽譜を読むのが好きなもので、書名に大いに興味を惹かれて読んでみました。自筆譜の話は確かに面白い。でも、楽譜の話は半分ぐらいなんだよね。現代の商業音楽とアカデミックな音楽界を批判することに相当のページが割かれている。商業音楽批判については共感できるところが多いのだけど、音楽界批判については、なんか「自分を相手にしてくれない音楽界」への怨念みたいなものが立ち昇って来て、息苦しさを感じる。あんまりバランスの良い本ではないですね。

 「平均律」の解説について、市田儀一郎氏の分析本や矢代秋雄・小林仁氏の対談本を「読む価値無し」と切り捨てているのも、ちょっとやり過ぎじゃないかと思った。これらの本を読んだら余計にバッハの理解から遠ざかる、なんてことはないと思いますよ。市田氏は音楽学者、矢代氏と中村氏(本書著者)は作曲家、小林氏はピアニストなので、それぞれ視点が違っていて、相補的に理解を深めることができる、という見方でいいんじゃないのでしょうか。

 とはいえ、興味深い内容も多い。たとえば、ショパンの自筆譜についての考察。ショパンの作品の実用譜には、意味のわかりにくい記述がときどきあるので、「本当はどう書いてあるんだろう?」と知りたくなることはよくある。ちなみに、ショパンの練習曲 Op.10-1 の自筆譜に見られる「視覚的なパターン」をコンピュータ組版で再現する試みを、ダグラス・ホフスタッター氏が 1982 年に紹介している(「メタマジック・ゲーム」ホフスタッター著、竹内ほか訳、白揚社、第9章)。みんなが自筆譜を見られるようになるのが一番いいのだが、それが難しいのであれば、「特徴をとらえたコンピュータ組版」というのは面白い試みかもしれないね。

(バッハの作品の自筆譜は、IMSLP にかなりの数が公開されています。平均律なんて、いろんな写本を見比べることすらできる。ベートーヴェンの自筆譜もあります。ショパンのエチュードの自筆譜は[まだ?]ありません。)

タグ:音楽 読書 楽譜
posted by toshinagata at 23:27| 日記

2017年03月30日

Raspberry Pi Zero 届いた!

 何度か納期が延期になりましたが、スイッチサイエンスさんから今日届きました!

20170330-1.jpg

 ベアメタル版 Daruma BASIC も修正なしで動いております。

20170330-2.jpg

 公式のケースも買ったんだけど、これに入れると micro SD カードの抜き差しができない。ベアメタル開発にはちょっと不便。

20170330-3.jpg

 あと、想定していたことではあるんだけど、ケーブルがごちゃごちゃしてスマートじゃないですねえ。ピンヘッダをハンダ付けして、先日の HDMI モニタと一体化させるのが便利かも。

タグ:Raspberry Pi
posted by toshinagata at 22:45| 日記

2017年03月28日

愛知県で部活週休2日制、ただし教員のみ

 愛知県の教育委員会が、中学校は週2日、高校は週1日、部活休養日を義務づけるとしたのですが…

 なんと、これは「教員の負担を減らすため」なので、教員が交代で休みをとることにして、生徒の休養日は増やさない、んだそうです。なんじゃそりゃ。ネット上のコメントでも、「確かに生徒の将来を考えたらその方がいい」とか「部活至上主義に一石を投じる英断」とか賞賛されてるけど、それウソだからね。

 生徒もすっかりそういう指導者に洗脳されているから、部活動をやる時間をなるべく長くしたい、と自分たちで希望を出したりしちゃうんだよね。親は親で、部活動で活躍して推薦合格を勝ち取ろうとかセコいことを考えているから、部活動の時間を短くしたら抗議が来たりするし。

 日本人の時間当たりの生産性が低いのは、この辺りから始まっている話だと思います。部活動の時間を長くしたところで、その大部分の時間をくっちゃべって過ごしてたりするわけですよ。「部活動オフの日を作るから、活動日には集中してやりなさい」というのが本当の教育的指導というもんでしょ。「教員が交代で休みをとって、生徒の休養日は増やさない」なんて発想が出てくる人は、もうその時点で教育者・指導者として無能なんだと思う。

posted by toshinagata at 22:15| 日記

2017年03月26日

オーディオ専用パソコンのキット

 シリコンハウスのブログで紹介されていた商品。ラズパイを使った高品質オーディオのキット。

 Squeezebox Touch を導入して4年になる。最近使用頻度が少ないので、まだしばらくは現役でいけそうだけど、後継機は上のようなものになるんでしょうね。ラズパイすごいね。「一家に一台」になりそう。

posted by toshinagata at 22:19| 日記

2017年03月25日

ラズパイ用 3.5 インチ HDMI ディスプレイ

 ラズパイに接続する小型ディスプレイは、SPI 接続のものを前に買ってみたのだが、ベアメタルで使おうと思うとドライバを自力で書かないといけないので、少し面倒くさい。今回、「OSOYOO(オソヨー) HDMI 3.5インチLCDディスプレイ」というのを見つけたので、買ってみた。2980円。

20170325-1.jpg

基板面はこんな感じ。ラズパイの GPIO のピンヘッダに差し込むようになっている。1〜4ピンと、19〜26ピンを占有。1〜4ピンは電源、19〜26ピンは SPI だろう。後者はタッチパネル用かな。

20170325-2.jpg

 ラズパイの HDMI ポートとは、小さなドーター基板で橋かけするようになっている。これは、前に買った Elecrow の5インチ HDMI 液晶と同じタイプ。

20170325-6.jpg

 ケースに入れてみました。同じオソヨーの「Raspberry Pi 専用 LCD タッチ スクリーン 3.5インチ ディスプレイ + ケース」についていたもの。実は間違えて最初にこれ買っちゃったんですよね。商品が届いてから「あちゃーこれ SPI 版だった、違うじゃん」とがっかりした。でも、ケースはシンプルにしてなかなかオシャレです。HDMI 版にもこれつけて売って欲しい。

20170325-3.jpg

 ラズパイ model A+ なので、USB ポートが引っ込んでしまう。側板をつけなければ、なんとか使える。

20170325-4.jpg

 裏面はこんな感じ。四角い穴があいているのは、ラズパイ2・3のシステムメモリの放熱用。ちゃんと考えてある。ラズパイ model A+ では関係ないけど。

20170325-5.jpg

 config.txt で解像度を設定する。hdmi_group=2, hdmi_mode=87 として、hdmi_cvtframebuffer_width, framebuffer_height で縦横のピクセル数を指定すればよい。この液晶は 480x320 のようなので、次の設定だと1ピクセルがちょうど液晶の1ピクセルに対応する。

hdmi_group=2
hdmi_group=87
hdmi_cvt=480 320 60 6 0 0 0
framebuffer_width=480
framebuffer_height=320

 ただ、これだとちょっと表示が細かすぎて、読むのが辛い。老眼だからなんだけど。

20170325-7.jpg

 次の設定がちょうどいいと思う。解像度は上げてあるのだが、Daruma BASIC だと 640x480 以上の解像度なら 2x2 ピクセルで1ドットを表示するので、いい感じになる。

hdmi_group=2
hdmi_group=87
hdmi_cvt=720 480 60 6 0 0 0
framebuffer_width=720
framebuffer_height=480
20170325-7.jpg

タグ:Raspberry Pi
posted by toshinagata at 22:59| 日記

2017年03月24日

「子供の科学」4月号

 「子供の科学」の定期購読を始めました。最新号は4月号。

20170324-1.jpg

 今月号から Raspberry Pi の連載が始まった。先月号には Raspberry Pi 財団のエベン・アプトン氏のインタビューが載っていた。もしかしたら坊が興味を持つかも、と思っていたら、しっかり食いついていた。特に、Scratch+マインクラフトというのに多大な興味があるらしい。今度の誕生日プレゼントはラズパイ3、になるかな?

 ネットワークにつないで運用すると、結局 YouTube 視聴に走ったりしてしまうので、基本オフラインで使うようにするのがいいのかな、と思う。オフラインで Raspberry Pi の面白さを引き出すところまで到達してくれるといいんだけど。そんなに高いハードルじゃないよね? 一時は Scratch にもずいぶんハマっていたんだから。

 坊は最近「ハルロック」を引っ張り出して読んでいたり、名古屋市科学館のイベントでトランジスタと LED を使った導通テスターの部品を入手してきたり、いろいろ「そちら方面」のスイッチが入っていたところだった。このタイミングで「子供の科学」でラズパイの連載が始まったのは、ラッキーなことだった。

タグ:Raspberry Pi
posted by toshinagata at 01:19| 日記

2017年03月23日

昼間に新幹線車両を陸送!

 昼間に新幹線車両を陸送! すごい。

 特にすごいのは、鉄道ファンだけじゃなくて、地元の住民を巻き込んだ大イベントになったということ。

市によると、この日集まったのは3万人。市の人口の半分以上に相当する。観覧エリアには父親に肩車された小さな子供もいれば、杖を握ったおばあさんもいる。

 このイベントを見た人にとっては、一生の思い出になるでしょう。これをやろうと決断して、一年かけて実現にこぎつけた山口県下松(くだまつ)市長の国井さん、本当にいい仕事をしたと思う。

タグ:社会
posted by toshinagata at 01:01| 日記