2018年08月26日

LÖVE (Love2D) 実践編「さめがめ」スタートしました

 LÖVE (Love2D) ページ実践編「さめがめ」を書き始めました。今回は、初期盤面を表示するところまで。

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 ほぼすべてのコードについて、「どういう意図でそう書いたか」を説明しています。それでも、コードと説明を照らし合わせて自分で読み解いていく作業は必要です。その作業を根気強く進めていけば、自分でコードが書けるようになるはず、と思います。(プログラミング教育はやったことないので、わからないけど)

 残念ながら、この「LÖVE ページ」のアクセス数、全然伸びないんだよね。1日1ヒットあるかどうか。まあ、いつか誰かの役に立つ時がくるかもしれない、と思って、めげずに書き続けます。

posted by toshinagata at 12:41| 日記

2018年08月23日

「ルビィのぼうけん」(リンダ・リウカス著、鳥井雪訳、翔泳社)

 うーん、惜しい本だ。志は買う。やりたいことはわかる。でも、ちょっと届いてないかな。

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 ここに書かれているメッセージは、「プログラミング教育は『コードを書く』ことだけではない」ということです。これはすごく大事なメッセージだと思う。で、何が届いてないかというと、絵本を読んでもよくわからないんですよ。それぞれのセクションで、ルビィちゃんが何かをやってるけど、それを通して何を伝えようとしているのかがわからない。

 結局、「保護者へのメッセージ」を読んで、そこに書かれている話が何に対応しているのかを(プログラマの目で)理解する必要があります。そして、「ああ、ここは繰り返し処理の話なんだな」とか「ここは条件判定の話なんだな」などと頭に入れた上で、もう一度絵本の内容に戻らないといけない。

 Amazon の書評ではわりと評判がいいみたいだけど、絵本としてこなれているとは言えないと思います。作者がフィンランドの人なので、北欧の人が持つ独特の「とっつきにくさ」というのもあるのかもしれないけど。

 コードを書かずにプログラミングする、というのは「アンプラグド・プログラミング」などと呼ばれているようです。僕らの世代は、「ナイコン」(コンピュータを所有しない、という意味)時代にみんなやっていました。プログラミングの考え方を身につけるには有効だし、学校教育の現場では実用的でもある。実際、小学校での実践を紹介した本もあります(未読だけど)。

 「ルビィのぼうけん」に戻ると、この本は重要な一歩だと思うけど、これを越えるものが出てこないといけませんね。この本が「コードを書かないプログラミング入門」の標準になってしまったら、それはかなり残念なことです。

 最大のハードルは、「書ける人を探す」ことだろうな。福音館書店さんとか、やってくれませんかね。

 8/24追記:内輪ネタが多いのも、プログラマでないとピンとこない理由の一つだな。ペンギン・ユキヒョウ・キツネ(これはわからんかった)・ロボット・ヘビという組み合わせ、非プログラマの人には何の意味も必然性もないから、読み進むにつれて「わけがわからない」という気分を加速してしまう。プログラマのコミュニティの中で作るからこうなっちゃうんでしょう(特に Ruby コミュニティは仲間意識強そうだし)。だから、そういうコミュニティから離れた人がこういう本を作った方がいいと思うんだけど、そうすると売れなかったりするんだよな…

posted by toshinagata at 00:26| 日記

2018年08月14日

「ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ」(イリーナ・メジューエワ著、講談社現代新書)

 これは素晴らしい本だ。現役ピアニストがピアノ曲の分析・解釈・演奏法について語ったもの。

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 何が素晴らしいかというと、解説が具体的なんですよ。「バッハ」と「モーツアルト」の章はやや一般論が多いが、その他の章は、楽譜をふんだんに引用して、音楽の内容に踏み込んで論じている。しかも、ほとんどの曲を著者が自ら録音しているため、解説が実際の演奏法にまで及んでいる。こんな本はなかなかありません。

 なお、前書きにある通り、「著者」といっても、実際にはパートナーの明比幸生氏と講談社の編集者(山崎比呂志氏)が、著者を含めた鼎談を一人語りにまとめたもの、とのこと。文体は読みやすい。ちょっと「(笑)」が多いけど、もともとがくつろいだ鼎談だったと思えば、それほど気にはならない。

 楽譜付で詳細に取り上げられている曲は、以下の通り。バッハ「ゴルトベルク変奏曲」、モーツアルト「ピアノソナタ第11番『トルコ行進曲つき』」、ベートーヴェン「『月光』ソナタ」「ソナタ第32番ハ短調」、シューベルト「即興曲作品90-3」「ピアノソナタ第21番変ロ長調」、シューマン「トロイメライ」「クライスレリアーナ」、ショパン「別れの曲」「ピアノソナタ第2番」、リスト「ラ・カンパネラ」「ピアノソナタ」、ムソルグスキー「展覧会の絵」、ドビュッシー「月の光」、ラヴェル「夜のガスパール」。これだけの多彩な作品について、1つ1つ詳細に論じていくわけですよ。作曲家の特質、作品の背景、音楽構成の分析、演奏技術…たいへんな内容です。

 個人的には、「クライスレリアーナ」、ショパンのソナタ、リストのソナタの分析が特に興味深かった。どれも「なんだかよくわからん曲だな」と思っていたのだけど、聴き方に一つの指針をもらった気がする。(さすがに「弾き方」じゃない。この曲たちは弾けん…)

タグ:音楽 読書
posted by toshinagata at 01:29| 日記
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