2018年03月19日

ATtiny13A を使った赤外線リモコン送信

 リモコンプラレールの件、まず送信機の製作から。いくらでも例があるだろうと思ったのだが、PIC を使うものが多くて、AVR は案外少ない。このあたりを参考にした。

 ブレッドボードで組んでみた。

20180319-1.png

 スケッチは次の通り。Arduino IDE を使ってコンパイルした。Arduino IDE で ATtiny13A の開発を行う方法については kosakalab さんの「Arduino IDE で ATtiny 他の開発」が詳しい。赤外線リモコンのフォーマットは、以前に調べた DENON のリモコンに合わせた。

2018.4.15. 追記:いろいろ間違っていたので修正しました。こちらに置いておきます。→ sketch_sender.ino.txt

タグ:工作
posted by toshinagata at 22:42| 日記

2018年03月18日

文科省何やってんだよ

 「<前川氏授業>自民議員が照会 文教族、文科省は影響否定」(Yahoo!ニュース経由、毎日新聞)。やっぱり出てきましたか。政治家からの働きかけ。「圧力」だったのかどうかはわからんけど。

 ほんと、文科省は何やってんだ、と思う。官僚機構の役割は、複雑な法律や規則をきちんと読み解いて、現在の枠組みで何が可能で何は不可能かを整理して、可能なことを粛々と実行することなんです。今回の件で言えば、国は市の教育委員会に対して「教育に関する事務の適正な処置を図るため、必要な指導」を行うことはできる(地方教育行政の組織及び運営に関する法律)。しかし、報道されている「調査」は「事務の適正な処置」を越えて教育の「内容」に触れており、教育基本法の規定「教育は、不当な支配に服することなく」行われるべきである、という理念に反している。

 たとえ、文科省の中の人が個人的に「前川氏を公教育の場に呼ぶのはいかがなものか」と思っていても、「国の教育行政を代表する立場でこの件に口を出すことは、現在の枠組みでは不可能である」と判断すべきなんです。そして、政治家からの働きかけがあったとしても、そう突っぱねてゼロ回答を貫くべき。そこに私情をはさんではいけない。それが官僚機構の仕事なんだから。その仕事を全うすることで、この国が支えられているという原則を、国家公務員のみなさんはどうか忘れないでいただきたいと思う。

タグ:社会
posted by toshinagata at 22:20| 日記

2018年03月17日

「アントキノイノチ」(さだまさし/幻冬舎文庫)

 つらい過去を抱えながらも、遺品整理業者の見習いとして働く杏平。悪意のある同級生に殺意を覚えた高校時代の回想と、すさまじい現場を処理しながらも故人の尊厳を誇り高く守る先輩社員たちの仕事の様子が、代わる代わる描かれる。

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 感情をうまく出せない杏平に接する「クーパーズ」の人たちの視線が暖かい。著者のさださんは、モデルになった遺品整理業者の人たちに念入りに取材され、その後も交流が続いているという。杏平はそんな先輩たちに少しずつ心を開いていくが、その道のりは遅い。途中で挿入される「あかねさん」のエピソードは「泣ける」ものだが、この時点では杏平はまだ「泣けない」。それだけ大きな荷物を彼の心は背負っている。

 杏平は行きつけの飲み屋のバイト「ゆきちゃん」と親しくなり、やがて彼女の壮絶な身の上話を聞く。このあたりから、物語は杏平の再生へとつながっていくのだが、読んでいて「ん?その展開でいいのか?」と違和感を覚えるシーンが増えてくる。極めつけは、件の同級生に再会して、ある言葉(タイトルが暗示している)を投げかけることによって、杏平が過去との決別を果たすところ。「えーそれでいいの、ほんとに??」と言いたくなってしまった。

 著者の伝えたいことは、確かに伝わってきたと思う。でもそれは、最後の一番肝心なところで、文章の力というよりは、さだまさしという人物の力を借りて、ようやく伝えられたところがある。ヒューマニズムにあふれるさださんの人柄に魅力を感じている人は(私もそうだが)、この小説に深い共感を持つだろう。そうでない人には、あんまりおすすめできないかな、と思った。

タグ:読書
posted by toshinagata at 23:53| 日記
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