2017年02月28日

「長い道」(こうの史代、双葉社)

 「この世界の片隅に」で親しみを覚えたので、こうのさんの他の作品を読んでみました。

帯は「この世界の片隅に」の宣伝ですよ。この漫画が劇場アニメ化されたわけじゃない。

 いやー、これ、何なんだろう。荘介どののキャラクターはまあわかるとして、道さんは不思議だな〜。「ノーテンキ」の一言で片付けていいのか、これ?

 道さんは、部活が化学部。押し入れにビーカーとかメスシリンダーを持っている。生き物を飼いたい、と荘介どのに申し出て許可が出ると、培地を作ってパンカビを飼い始める。理系女子なんだこの人。そこはこのマンガの本質とは全然関係ないんだけど、やっぱり気になってしまうな。この2つのエピソードは好きだ。

 あと、竹林どのが登場して、道さんの心が微妙に揺れるところがいい。「わたしもシアワセになってもいいんですよね?」って、シアワセになんなよ。でも、道さんのシアワセって何なんだろう。

 なんとも不思議な読後感だった。押しが強く迫ってくるのとは全然違って、心の片隅にひっそりと残る、という感じかな。

タグ:漫画
posted by toshinagata at 23:31| 日記