2018年03月18日

文科省何やってんだよ

 「<前川氏授業>自民議員が照会 文教族、文科省は影響否定」(Yahoo!ニュース経由、毎日新聞)。やっぱり出てきましたか。政治家からの働きかけ。「圧力」だったのかどうかはわからんけど。

 ほんと、文科省は何やってんだ、と思う。官僚機構の役割は、複雑な法律や規則をきちんと読み解いて、現在の枠組みで何が可能で何は不可能かを整理して、可能なことを粛々と実行することなんです。今回の件で言えば、国は市の教育委員会に対して「教育に関する事務の適正な処置を図るため、必要な指導」を行うことはできる(地方教育行政の組織及び運営に関する法律)。しかし、報道されている「調査」は「事務の適正な処置」を越えて教育の「内容」に触れており、教育基本法の規定「教育は、不当な支配に服することなく」行われるべきである、という理念に反している。

 たとえ、文科省の中の人が個人的に「前川氏を公教育の場に呼ぶのはいかがなものか」と思っていても、「国の教育行政を代表する立場でこの件に口を出すことは、現在の枠組みでは不可能である」と判断すべきなんです。そして、政治家からの働きかけがあったとしても、そう突っぱねてゼロ回答を貫くべき。そこに私情をはさんではいけない。それが官僚機構の仕事なんだから。その仕事を全うすることで、この国が支えられているという原則を、国家公務員のみなさんはどうか忘れないでいただきたいと思う。

タグ:社会
posted by toshinagata at 22:20| 日記
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